FRANK LEDER 26SSより入荷した”Washed Wool Zip Up Shirt”
写真を見た時、商品名にまさかシャツという名前が付くとは想像もしない様な洋服。
まずは特徴のひとつである生地について。

“Washed Wool(ウォッシュドウール)”
強い圧力や水分によってフェルト状に変化してしまうウール本来の性質を抑えながら、柔らかな構造を保ったまま仕上げられた生地は織り上げた後に、生地を非常に優しく洗いにかけることで仕上げられています。
その結果として生まれるのは、密度が詰まりすぎない、どこかゆるみ、とろみのある質感。
そして、わずかにざらつきを感じる起毛した表情。
ウールでありながら、どこか軽やかで、肌に触れた時のあたりも柔らかいです。
※FRANK LEDER 26SS 素材解説より引用
見た目だけでは伝わりづらい独特なウールの質感に先ず驚きました。
そして、型からジャージやトラックジャケット、ブルゾンといったどこかスポーティーな印象も受けつつ
ウール素材という点を加味すると編み物ではないが、ドライバーズニット的な見た目の要素も感じる、、


けれど、品名は“Zip Up Shirt”
そして素材はウォッシュドウール。
この組み合わせが、この洋服の面白さだと思います。
ジャケットなのか。
ブルゾンなのか。
シャツなのか。
様々な要素が組み合わさった一着はファッションアイテムとしての面白さから、リラックスウェアとしての実用性まで、、見方次第で色々な側面を持っていて、どれにも当てはまる様で、そうではない。
ポジティブな意味を込めて無所属な洋服と呼びたい1着だと僕は思います。

サマーウールという言葉があるように、春夏にウールを着るという選択を”Washed Wool(ウォッシュドウール)”という素材で。
そして、それをこの洋服で取り入れるからこそ、カジュアルな要素とクラシックな要素がバランスよく同居します。
ジャケットのように、ブルゾンのように、シャツのように。
スタイリング次第で見え方が変わる。
ひとつの答えに収まらないことで、着方の幅を広げてくれる洋服です。


朝晩と日中の寒暖差がある今の時期。
今日のように、雨で少し肌寒く感じる日。
そんなタイミングでこそ、この服の良さはより実感できると思います。
軽くて、柔らかくて、肌あたりが良いウォッシュドウールという素材にジップアップシャツという洋服の型。
上着からインナーとしてまでの引き出しを兼ね備えたアイテムの振り幅が、単体としては勿論、レイヤリングでの体温調節に一役買ってくれる筈です。
FRANK LEDERの洋服ならではの違和感。
その違和感の中にこそ、このブランドらしさがあり、ブランドとしてのクリエーションと、アイテムとしての完成度が詰まっていると感じて頂ける様な新作モデル。
ぜひ店頭で袖を通してみてください。

Washed Wool Zip Up Shirt
Color / Inky Black
Size / M , L
Price / ¥107,800
取扱店舗 : max’s Tokyo , max’s Ebisu
MADE IN THE GERMANY
今村 嵩嶺


