Chez VIDALENC / 夏にシルクを羽織る。

Chez vidalenc

毎日暑いです。

この時期になると洋服を着るという行為そのものが少し億劫になって、Tシャツ1枚で良いかな?と思う日も当然あります。

実際それで何も困らないし、涼しさや快適さだけを考えたら正解だと思います。

でも服屋という仕事をしていて、何より自分自身が洋服を好きでいる中で、僕は夏だからこそもう一枚羽織りたくなってしまいます。

暑いけどジャケットやシャツを着る。

先日、自分のInstagramでも似た様な事を書きましたが、僕はこの「お洒落は我慢」的なマインドが好きです。

暑いけど、こっちの方が格好良いから羽織る。みたいな感じでしょうか?

Tシャツ1枚で格好良く見せられる様な箔や風格、体格やビジュアル等々、色々ありますが、、悲しいことにそのどれも僕には無いので。。笑

そこへの抗いとして着飾る。「お洒落はコンプレックスから」なんて言葉もありますが、洋服はそういう部分を補って、自分の気分や自己肯定感を上げてくれる鎧やボディーアーマーの様な物でもある。

だからこそ、そういうちょっとした無理や一手間をかける事でファッションがより楽しくなります。

ただ、今回ご紹介するChez VIDALENCのJacket P3 / Silkは、その我慢を忘れさせてくれる様なジャケットです。

シルクを二層で仕立てたジャケットは実際に袖を通すと驚くほど軽く、ジャケットを一枚着足したというより、薄い布が身体の上に乗っている様な感覚で夏の暑さの中でもストレス無く羽織れてしまいます。

格好をつける為に一枚羽織っているのに、それを忘れてしまう。

夏にちゃんと格好のつくジャケットがあるのは心強いです。
そして洗濯機で洗える点も汗っかきの自分には非常に助かります。

今回ご用意したカラーはBLACKとBORDEAUXの2色。

光の当たり方によって深い陰影が生まれるBLACKと、シルクの艶と色気がより強く現れるBORDEAUX。

同じジャケット、同じシルクでも色が変わるだけで全く違う見え方をします。

シルクのジャケットと聞くと、少し気を遣って着る洋服を想像するかもしれません。

でも自分はこのジャケットに関しては気を遣わずに着たい。玄関先に掛けておいて、とりあえずタンクトップの上から羽織る。

そのくらいラフな付き合い方も似合うシルク。とても格好良い。

Tシャツ1枚で事足りる夏に、シルクという上質な素材を。

ただ、全然上品に着ようとはせず、ジャケットを着ているという意識もそんなに無い。

一手間かけているのに、洋服との距離感は凄くラフ。

このちょっとしたポジティブな矛盾が自分には凄く心地良いし、Chez Vidalencの洋服の魅力ってそういう部分にもあるんじゃないかと勝手に思っています。

良い素材を使っているから綺麗に着なければいけない訳でもない。シルクだから丁寧に丁寧に扱わなければいけない訳でもない。

着る人それぞれの癖や着方で、その人なりの洋服になっていく。

僕は良い物ほど沢山着たいし、少しずつ自分の物になっていく方が好きですし、その中で一着の洋服に何度も興奮出来たら最高です。

オーナーの近谷が先日のブログで「ずっと着て来たかの様な羽織物」と書いていました。

凄く良い言葉ですよね。

「ずっと着て来たかの様な」という感覚もきっと人それぞれ。

着方や合わせる洋服、付き合い方も人それぞれ。

その、“それぞれ”を受け止めてくれる余白というか、懐の大きさを残しながら完成させている。
Chez Vidalencの洋服を着ていると、そんな事を感じます。

夏にシルクのジャケット。

言葉だけ聞けば少し気合いの入った洋服に聞こえるかもしれません。

でも実際はもっと気楽。
それでもちゃんと格好がつく。

暑いし、雨続きだしの毎日で気分も乗らないですが、、そんな時に一手間かけて羽織って出掛けてみて頂きたいです。

歩く度に揺れ動くシルクの生地が少しだけ気分を上げてくれる筈です。

Chez VIDALENC
“Jacket P3 / Silk”
Fabric : Silk 100%
Color : Black , Bordeaux
Size :  3 , 5 , 7
取扱店舗 : max’s Tokyo , max’s Ebisu
※Blackのみmax’s Ebisuの取り扱いとなります。

今村 嵩嶺