皆様こんばんは。
3月に入り、店頭では春夏アイテムの入荷がスタートいたしました。
24年春夏シーズンでは新たに取り扱いをスタートするブランドがいくつか控えておりまして、各ブランドの取り扱いに至った経緯や想いを皆様にお伝えさせて頂ければと思います。
本日ご紹介するブランドは”FRANK LEDER”。
ドイツのベルリンを拠点とするコレクションブランドです。
既に存じ上げているという方も多いかもしれませんが、簡単にブランドの説明をいたします。
創業者のフランク・リーダーは、1974年、ドイツ生まれ。
ロンドン芸術大学の中の1つであるセントマーチンズ大学にてファッションを学びます。
セントマーチンズの卒業コレクションにおいて、審査員だったアレクサンダー・マックイーンがフランク リーダーのコレクションを絶賛したという有名な逸話も残っており、その後1999年”FRANK LEDER”をスタート。ロンドンでのコレクションを経て2002年にはパリにてメンズウェアのコレクションも発表しております。
ブランドの特徴として、一貫したドイツでの製造にこだわり、上質なウールやリネン、コットン、貴重なヴィンテージファブリックを主に使用しております。合成繊維などの生地は一切使わず、ボタンに関しても全てアンティークの物を使い、時には100年以上前のものを使用することもあります。
素材やボタンに対する並々ならぬ拘りはデザイナーのフランク自身も公言しており、ブランドを紹介する上で欠かせないポイントです。
もう一つ特筆すべき点がFRANK LEDERの洋服は、私が出会った約10年前から現在までパターンや洋服のシルエットが殆ど変わらない事です。
ブランド創業の1999年から今に至るまで、時代やトレンドに流されず自身の物創りを貫き続ける”FRANK LEDER”
そういった物創りを貫き続ける中で、毎シーズン斬新なアプローチや素材使いを見せてくれるアーティスティックな感性・クリエイトされた洋服の新しさという側面も楽しみにしているファンは多い筈です。
私もその1人です。
ブランドと出会い、洋服に魅せられてから約10年。
素晴しくデザインされ作り込まれた洋服は、まるで意思を持っているかの様に洋服自身が喋るんだ。と業界の大先輩から教わった事があります。
良い素材を探求し続け、軸をぶらさずに物作りを続ける事とアーティスティックな感性のバランス感は、「頭でっかちにならず、でも常に新しい事、楽しい事を。」という大事にすべき部分を意思の持った洋服達から再確認させてもらえるブランド。
毎シーズン、ストーリー付けて考えられるコレクションテーマも相まってフランクの作る洋服一つ一つには意思が宿っております。
名付けるならばドイツの奇才。
「max`s kansas city」に様々な著名人が集結していた当時、恐らくいたであろう奇才と呼ばれる人物。
maxs Tokyoにも24年春夏より1人の奇才がラインナップとして仲間入りです。
今後店内でどういった異文化交流を見せるのか、、コーディネートも含めて乞うご期待ください。
入荷商品につきましては後日、先ずは是非店頭にてご紹介させて下さいませ。
皆さまのご来店お待ちしております。
max’s Tokyo 近谷