改めて感じる、Wrangler “Rancher Dress”の魅力。

僕はこのWranglerのランチャードレスパンツを本当によく穿きます。
だからこそ最近改めて感じるのは、このパンツ自体の完成度はもちろんですが、「どんな靴とも自然に馴染む」ということ。
店頭でもよく合わせていますが、気付けば無意識に手が伸びている一本です。

少しだけブランドの話を。
Wranglerは1947年に誕生したアメリカを代表するデニムブランド。
Levi’s、Leeと並ぶ3大デニムブランドの一つであり、カウボーイやロデオライダーのためのウェア作りからスタートしました。
デニムブランドとして初めてデザイナーを起用したブランドとしても知られ、単なるワークウェアではなく、機能とデザインを高い次元で両立させてきた歴史があります。
そんな背景を知ると、ランチャードレスが長く愛され続けている理由にも納得できます。

まず惹かれるのは、この綺麗なシルエット。
程よく効いたフレアは脚を自然と長く見せてくれますし、靴のシルエットも本当に綺麗に見せてくれます。
胴長短足な僕としては、この恩恵をしっかり受けています。(笑)
そして一番好きなのは、このパンツの立ち位置。
スラックスほど気を遣わない。
でもデニムほどラフにもならない。
カジュアルでもあり、ドレスでもある。
その絶妙なバランスがあるから、どんなスタイルにも自然と馴染んでくれます。
気負わず穿けるのに、ちゃんと品良く見える。
この「ちょうど良さ」は意外と替えが利かないと、クローゼットを眺める度に思います。
さらにポリエステル100%という素材も、このパンツの魅力。
上品な光沢感がありながら非常にタフ。
僕自身、季節を問わず穿いていますが、「今日は季節感が違うな」と感じたことはありません。
洗濯機で洗えて、センタープレスも消えにくく、すぐに乾く。
日常着として考えても、本当に優秀です。


そして、このパンツを穿くようになって一番実感したのは、靴との相性の良さ。
先日リストックしたLe Yucca’s Y28318(max’s別注ヒールブーツ)との相性は言うまでもありません。


Repetto “Michael”のコンパクトなフォルムともバランスが良く、春夏らしい軽快さも出せます。

F.LLI Giacometti FG424のようなスリッポンを合わせると、一気に色気が生まれます。
展示会でも聞きましたが、イールスキン(赤ウナギ)の革は来シーズンから廃盤になるそうです。
この革を選べる最後のタイミングという意味でも、とても魅力的な一足だと思います。


もう少し肩の力を抜くならSabahも最高です。
素足でも履けて、気兼ねなく使える。
それでもランチャードレスが持つ上品さは崩れません。
改めて店頭の靴を合わせてみて思うのは、ランチャードレスは「何にでも合うパンツ」ではなく、「靴の魅力を引き出してくれるパンツ」なんだということ。
だからmax’sで提案しているレザーシューズやブーツが、より格好良く見える。
それぞれの靴が持つ個性を受け止めながら、全体を綺麗にまとめてくれる一本です。
昔からWranglerを代表する名作として愛され、今もなお作り続けられている理由が、穿けば穿くほど分かってきます。

そして僕は、どうせ穿くなら70年代後半から90年代頃まで作られた当時のオリジナルを選びたい。
服としての完成度はもちろんですが、その時代をリアルに生き抜いてきた一本には、ヴィンテージならではのロマンがあります。
max’s Ebisuでご紹介しているのは、そんな背景まで含めて楽しめるオリジナルのランチャードレスパンツ。
ぜひ足元まで含めて、このパンツだからこそ生まれるスタイリングを楽しんでいただけたら嬉しいです。
今村 嵩嶺


